植物の室内管理について
室内で管理できる植物の種類は限られていると思います。
その一番の理由は光の問題になります。
その為、ポトスなどの耐陰性のある植物が室内の管理に向いていると言われています。
室内管理に適していない植物でも育てられないことはありませんが、日照不足による徒長など植物に良くないことが起こってしまう可能性があります。
しかし近年技術の進化により植物用のLEDが開発され、これまで室内だと厳しかった植物も管理が可能になってきました。
植物を室内で管理するメリット
いつでも植物の様子を確認できる
これはそのままですね。
常に自分の居住空間に植物があることで常に状態をチェックすることができ世話も捗ります。
毎日確認することによってより愛着も湧くと思います。
虫が付きにくい
これのために私は室内で管理しています。
外で管理していると虫の存在は切り離すことができません。
鉢はゴキ○リやワラジムシの巣になりますし、どこから来るのかナメクジどの害虫もやってきます。
しかし全く付かないわけではなく、コバエやカイガラムシのように何故か分かりませんが無から発生する虫は付く場合があります。
買ってきた時にしっかりと処理したり、空気が淀まない様に回すなどすることで防止することは可能です。
育ててみたい植物を諦めずに済む
ネットやメディアなどで気になる植物が合ったが、庭もないしベランダに置く部分も無いという理由で諦める方もいるかと思います。
たった一度の人生です。諦めてはもったいない。
良く考えてみて、それでも育ててみたいと思うのならば部屋の中で育ててみましょう。
室内に取り込む作業が必要無くなる
室外で管理していても、台風が来るとか冬場の寒い時期など室内に取り込む事が必要になる場合があると思います。
常に室内に置いていれば、その様な時にバタバタする必要もありません。
室内管理のデメリット
お金がかかる
電気代、設備代がかかります。
基本的には植物育成用のライトとサーキュレーターなどで空気を回してあげる必要があると思います。
普通外で生活している植物を人間の都合で室内に連れてきている訳です。
お金が余計にかかってしまうのは仕方ありません。
しかしながらLED電球の消費電力は従来の白熱球等に比べると非常に低く、ランニングコストはあまり気にする必要が無くなりました。
おすすめの植物用LEDライト
ここでは私が使用している植物育成用のLEDライトを紹介します。
通販などで探すと出てくるLEDライトは赤と青の怪しい光のものが多いと思います。
これは、植物が光合成に使用する光の波長が青と赤の部分が効率が良いとされているからだと思います。
しかし、これではせっかくの植物の美しさが損なわれてしまうので、私は白系のものを使うことをおすすめします。
IKEA VÄXER ヴェクセル
かの有名なスウェーデンの家具屋のイケアの出している植物育成用ライトです。
驚くべきはその値段。
なんと999円
植物育成への効果も高く、この商品によって多くの人がLED電球を使って植物の室内管理を始めたことでしょう。
数値は以下
色温度 | 4000ケルビン |
光束 | 800ルーメン |
出力 | 10W |
色温度とは光の色を数値化したものです。
高ければ青く低ければ赤い、大体5000ケルビン位が白色になります。
4000ケルビンなのでやや赤みのある白ってところでしょうか。
ルーメンとは光の明るさを表す数値で、単位はルーメンで表します。
800ルーメンというと60ワットくらいの白熱電球と同じくらいの明るさです。
その明るさが10ワットの電力で出せるのだから凄いですよね。
10ワットのランニングコストは、1日12時間使用して1ヶ月に100円位の電気代です。
私はとても安いと思います。
光らせた電球の写真は以下になります。
白と赤のLEDの組み合わせですね。
ヴェクセルの購入方法
基本的にはイケアの店舗で購入になりますが、お近くにイケアが無い方はイケアのオンラインショップでも購入可能です。
ただ、4000円以下の買い物の場合配送料が1290円します。
とはいえ、この電球のためだけにあの混雑している広いイケアに行く手間と時間を考えると送料を考えてもオンラインショップを利用するほうが賢いかもしれません。
Amazonでも2000円ほどで購入可能ですのでネットでの購入をおすすめします。
1つだけ欲しい場合は簡単で配送の早いAmazon、2つ以上購入、イケアで他に欲しい物がある場合イケアのオンラインショップで購入が良いでしょう。
AMATERAS
BARRELという植物用LED電球を売っている会社の出しているアマテラスという植物用LEDらいとです。
天照大御神からきてるわけですね、かっこいいです。
電球なのに太陽の光に近い光だと一部で話題になっている植物育成用ライトです。
色温度 | 5900ケルビン |
光束 | 2098ルーメン |
出力 | 20W |
演色評価指数という太陽光をRa100で表す数値がRa97とほぼ太陽光に近い電球です。
色温度5900ケルビンは昼光色になります。
眩しすぎて直視することができません。
値段は14000円程と少しお高めですが、その光は本当に日光の様で植物がとてもキレイに見えます。
強い光が必要でキレイに育ててあげたい植物に対しての場合は本当にオススメです。
是非溺愛してる主役の植物に使ってあげましょう。
電気代も1ヶ月200円ほどです。
眩しすぎてうまく写真が取れません。
見切れてるイケアのライトも暗く見えます。
実際に使用している様子
我が家では梁にクリップ式のソケットを付けて、ビカクシダを育てています。
ダクトレールから電源を取りタイマーで自動で点灯消灯できるようにしています。
光の様子は以下のようになります。
左から両方点灯、ヴェクセルだけ点灯、アマテラスだけ点灯
カメラの自動調整で違いがよく分かりませんが実際に見るとアマテラスがの方がきれいな白色です。
緑が映えて日光に近い光というのは本当だと感じます。
恐らく赤・緑・青の3原色全て混ざって白く見えるようにしているのだと思います。
ヴェクセルは少し赤みがかかっていて夕方の太陽光くらいの感じです。
今は全体に光があたるようになりましたが、以前は取り付け位置が悪く光の当たらない部分もあり徒長してしまっている葉があります。
ヴェクセルのみで育てていた植物も光が当たっていた葉っぱはしっかりと育っているため植物育成用のLEDライトの効果はとても高いのだと思います。
まとめ
室内管理においてLED電球以外で気を付けていることは、サーキュレーターで空気を回すようにしています。
空気がとまっているとカイガラムシなどの害虫が付く可能性が高くなってしまいます。
自然の環境になるべく近づけて管理してあげましょう。
私はこの様な管理で特に問題なく室内で植物育成を楽しめています。
こんな時代ですが、部屋の中でも植物をいつでも眺められることで良い気分転換になってると思います。
ほしい植物があるけども室内で管理ができないというかたも思い切って手を出してみてはいかがでしょうか。
工夫次第でうまく育てることができると思います。