【おすすめ】登山のレインウェア選び方【カッパ】【ファストパッキング】

【おすすめ】登山のレインウェア選び方【カッパ】【ファストパッキング】

レインウェアとは

登山入門ということで登山三種の神器の一つレインウェアについても紹介をしておきます。
皆さんこんな言葉を聞いたことがないでしょうか?「山の天気は変わりやすい」山は平地に比べて天気が変わりやすいのです。色々な要因はありますが、天気予報では晴れだったのに雨が降るなんてことは良くあります。湿った風が山にぶつかって吹き上げられ雲が発生し、山の頂上に近いところだけ雲の中で雨が降っているなんてこともあります。

そんなことからレインウェアは常にザックに入れているべきです。山は風が強いことも多いです、雨が降らなくてもウインドブレーカーとして使うことができるので是非持っておきましょう。

 

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レインウェアの価格

レインウェアの価格についてはピンキリです。上下セットで5000円くらいのものから上だけで30000円というもののまであります。
登山用品はほぼ価格と性能が比例します。透湿性、軽さなど作られている素材に依存するところが大きいです。素材に関しては自社開発しているものもありますが、専門で開発している会社には敵いません。そのため値段が高くなるのは仕方ないところがあります。

最初から良いものを購入するかはそれぞれの考え方です。登山を続けるかわからない場合は安価なものを購入するのも良いでしょう。しかし登山を続けるようになった場合必ず良いものが欲しくなります。その辺も考慮して選んでいただければと思います。

レインウェアの素材

登山用のレインウェアは、ただ防水の素材で作られていれば良いわけではありません。
登山はハードな運動です、雨が降っているからと行ってゴムのような布を羽織って山道を歩いていたら暑くて汗だくになり体力を消耗してしまいます、また汗で冷えて低体温症になるなんてことも全然あり得る話なのです。
そうならないように各社、防水だけど透湿な素材を開発しレインウェアの生地として使用しています。透湿とは内部の水蒸気(ムレ)をどれだけ外へ排出するかということです。ここではいくつか紹介します。

ゴアテックス

GORE-TEXです。誰しも見たことがあると思います。防水透湿性の素材で一番有名な会社です。ゴアテックスメンブレンという膜にナイロンなどの生地を貼り付けたり吹き付けた素材です。実はゴアテックスの中にも種類があります。3層、2.5層など貼り付けた生地の数や種類が違います。

現在一番登山用のレインウェアに採用されているものは「GORE-TEX C-KNIT BACKER」というものです。これは3層のゴアですが、肌に接する面を薄くて軽いニットにしているため非常に肌触りが良い特徴があります。安心安定のゴアテックス、レインウェアに迷ったらこの素材のものを買ったら間違い無いかもしれません。

出典「日本ゴア合同会社」

ポーラテック ネオシェル

ポーラテックというアウトドア素材の開発会社のネオシェルという素材です。本来防水素材というものは生地を貼り付けて2層以上のものでしたが、ネオシェルは1層で構成されています。

特徴として軽くて透湿性に優れ伸縮性のある素材です。防水性よりも透湿性に重きを置いている素材になります。だからといって浸水してくるわけではありません。耐水圧の数値も基準を満たしているうえで透湿性に特化させた素材になっています。登山というアクティビティにピッタリの素材だと思います。

出典「株式会社エスシーティージャパン」

各社独自素材

登山ブランド各社でも開発を行っており、それぞれ防水透湿素材というものを持っています。ゴアテックスなどに比べ安価なものが多いです。各社の素材を良く見て自分が納得するのであればチョイスに入るでしょう。
開発の競争によって技術は進歩していきます。ゴアテックス1強時代の終わりも来るかもしれません。

モンベル ドライテック

モンベルの独自素材です。独自素材のレインウェアを出していますが、ゴアテックスモデルもあります。ゴアに比べ安価ですがやや透湿性で負けていてガサガサします。しかし値段が低いのは魅力的だと思います。最初から高価なものを購入するのは気が引けるという方にとてもいいかもしれません。

コロンビア オムニテック

コロンビアの製品は安価に抑えてくれている印象のあるブランドです。コロンビアのレインウェアは全てオムニテックで作られています。
安価なのが特徴です、耐水性や透湿性の詳細なデータは発表されていないのでわかりませんが、安価な商品提供のための企業努力は感じられます。

ミレー ドライエッジティフォン

ミレーとはフランスのアウトドアブランドです。特に登山分野に重きを置いているブランドで素晴らしい商品が多くあります。
そのミレーの自社開発素材のドライエッジティフォンはとんでもない透湿性を誇る生地です。透湿性はゴアテックスの3倍の数値が出ておりその凄まじさがわかると思います。
また、とても薄いためしなやかな肌触りです。その代わり価格は高めです。

ファイントラック エバーブレス

ファイントラックとは日本のアウトドアメーカーです。ドライレイアーなど新しいものや素材を提供する会社です。
そのファイントラックに開発された素材エバーブレスは透湿性こそゴアなどにやや劣るものの、130%伸びるストレッチ性と軽さを売りにしている生地になります。
腕などが上げやすいためクライミングなどのある山行にとても向いているでしょう。

オススメのレインウェア

モンベル トレントフライヤージャケット

安定安心のモンベル商品から紹介します。
2層ゴアテックスを使用したモデルです。軽くてムレないとてもいいレインウェアだと思います。その重さ194グラム、使うかわからないレインウェアは軽いに越したことはありません。常にお守りとしてザックに放り込んでおきましょう。

また脇の下にベンチレーションが付いておりジッパーを開けるとムレを外に逃せる作りになっています。

モンベルのレインウェアには更にスタンダードなモデルにストームクルーザーというモデルがあります。こちらは3層ゴアテックスのCニットを使用していて肌触りのとても良いモデルです。その分重さがトレントフライヤーより60グラム程重くなります。

そのため今回はトレントフライヤーの方をオススメさせていただきました。
モンベルのレインウェアのマイナス点としては、日本人の体型に合わせて作られています。腹回りが太く腕が短い、最近の細身でスラッとしたスタイルからすればやや野暮ったいシルエットだと思います。
後は他の人と被りやすい点も言えると思います。見た目のことしかマイナス点が出てこないのは優れた商品ということです。その辺りが気にならない方にはとても良いでしょう。

モンベルにはアウトレットが存在し型落ちモデルは安価に入手することができますのでそれを購入するのも良いでしょう。

出典「mont・bell

ティートンブロス つるぎライトジャケット

ティートンブロスとは日本のアウトドアブランドです。山とスキーをメインとしています。
ポーラテック社のアワード「POLARTEC APEX Award」を受賞して一躍有名になりました。このつるぎライトジャケットは2013年に「POLARTEC APEX Award」を受賞したつるぎジャケットを軽量化したものになります。

260グラムですが素材にポーラテック ネオシェルを使用していて非常にしなやかで蒸れにくいレインウェアです。
また、プルオーバータイプでベンチレーションにもなる斜めのジッパーが前面に付いているのが特徴的です。ジッパーが斜めについていることにより顎にジッパーが当たらないという配慮がされています。

私はこのつるぎライトジャケットを愛用していますが、肌触りが良く蒸れも気にならないので秋口の登山は雨が降っていなくても上に着ていることが多いです。何よりもスタイリッシュで非常にカッコいいですね。

価格は高めですがとても良い商品だと思います。
厳冬季のハードシェル代わりにするにはやや心もとないですが春山の残雪期には十分使用することができます。

出典「Teton Bros.」


ティートンブロス ツルギライトジャケット2.0 TB201-03M メンズ/男性用 ジャケット Tsurugi Lite Jacket 2.0 2020年春夏新作

出典「アウトドアーズ・コンパス」

最後に

今回はレインウェアのオススメと選び方を書いてみました。ここでオススメしているもの以外にも素晴らしいものはたくさんあります。
価格を安めに抑えたいならモンベルの独自素材で作られたレインハイカージャケットなども良いかもしれません。
ミレーのティフォンを使用したモデルも使ってみたいと思います。

レインウェアというものはメインで使うものではありませんが極限の状況で使うことになる道具です。
その状況になってから後悔しても遅いのでしっかり事前に準備をしておきましょう。最悪な状況を想定していくのが登山です、自分に合ったものをチョイスして山に向かってください。

ちなみに上半身しか書いていませんが、パンツも常に持っておくようにしてください。上に比べて使用頻度は少ないので安価なものでも良いかもしれません。

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