古代マヤの末裔が創る雲の上で熟成したラム【ロン サカパ】

古代マヤの末裔が創る雲の上で熟成したラム【ロン サカパ】

ロン・サカパ(Ron Zakapa)とは

グアテマラという原産国

ロンサカパは、グアテマラ共和国で作られる世界一美味しい樽熟成されたラム酒です。

グアテマラ共和国は、中央アメリカ北部に位置する共和制国家です。北にはメキシコ、北東にはベリーズ、東にはホンジュラス、南東にはエルサルバドルと国境を接しており海抜229mにグアテマラは位置しています。赤道に近いこの国はコーヒーの名産としてご存知の方が多いと思います。グアテマラ東部にサカパという街があります。
1976年、サカパ市は創立100周年を迎えました。この歴史的な出来事を祝うため、グアテマラ最大のラム酒造会社は、特別なラム酒を創ることにしました。
これまで長年積み重ねられた専門知識と技術を駆使し、ユニークなウルトラプレミアム・ラムが生まれました。それが、ロン サカパです。

古代マヤ人の末裔によるハンドメイド

ロン サカパのボトルにはペタテと呼ばれる織物が巻かれています。このペタテはマヤ文明の時代から受け継がれるグアテマラの伝統工芸で、ロン サカパのボトルに同じものが二つとないことを証明しています。ペタテは、古代マヤ人の末裔が暮らす三つの村で、一つ一つ全て手編みで作られ、ロンサカパ全てのボトルに巻かれています。

雲の上で熟成したラム

ロンサカパの熟成は、海抜2300mにある通称「雲の上の家」という場所で行われます。
山岳地帯でその標高の高さから空気が薄く、気圧が低いことによって、樽の味わいや風味をラム酒にしっかりと移すことができます。ロン サカパ独自の深い色味と香味、芳醇な味わいは、この類稀な場所でのみ完成されます。

 

ロンサカパの種類

ロンサカパには現在2種類のボトルが存在します。

ロンサカパ センテナリオ23年

6~23年熟成したラムのブレンドです。甘いバタースコッチ、スパイスの効いたオーク、レーズンが見事に重なり合った味わいは、ソレラ・システムという熟成工程の複雑さを表しています。公式HP解説

ロンサカパといえば、こちらのセンテナリオをイメージなさることが多いと思います。以前は20年のボトルもありましたが、現在は23年表記です。しかし、ウィスキー等とは違い、全てが23年以上の樽からブレンドしているわけではなく、最大で23年の樽という意味です。ウィスキーの熟年数表記ですと、サンテナリオは6年以上の樽からブレンドされているので、「6年」という表記になります。

こちらのサンテナリオの価格は、2020年時点で、4,000円〜6,000円程度です。ウィスキーと同様、樽熟成のお酒は価格が上昇傾向にあります。国産の熟成ウィスキーはここ10年で、数十倍のプレミア価格がついているものもあります。もしかすると、この価格で購入できるのは今だけかもしてません。10年後、20年後に価格がどれくらい上がるのか楽しみでもある1本です。

 

ロンサカパ XO

熟成の最終段階でコニャック樽を仕上げに使った、6年~25年熟成のラムのブレンドです。ロン サカパ XOの香味は、まさに甘さ、スパイシーさ、フルーティさの完璧な調和。

公式HP解説

こちらのXOは上記の通り、仕上げに一手間加えた、センテナリオの上位互換です。正直なところ、センテナリオで十分にロンサカパの良さは堪能できると思います。センテナリオが飲み飽きた方や、お金に余裕があり、最高級を飲みたいという方はこちらを飲んでみるのが良いかもしれません。また、コレクションや資産としてロンサカパを保有したい方はこちらを購入しても良いかもしれません。初心者の方や常飲されるかたはサンテナリオがオススメです。こちらのXOの価格は、9,000円から13,000円程度です。

ロンサカパの飲み方

ストレート

一番オススメの飲み方はストレートです。初めて飲む方は最初にストレートで飲んでみてください。他のラムと全く違う味わいであることがわかると思います。できれば、バカルディ等の他のラム酒と飲み比べをしていただければ、その香りの高さ、味の複雑さは同じラムとは思えないほどに違うことが分かると思います。

ロック

常飲なさる方はロックがオススメです。ストレートの方が味や香りを楽しむことには適していると思いますが、アルコール濃度が40%と非常に高いです。そのため、ストレートで飲み続けるのは難しいという方も多いと思います。ロンサカパは非常に個性が強いお酒ですので、水割りや炭酸割りで愉しむこともできるのですが、ロックで徐々にアルコール濃度を薄めながら飲むことで、樽熟成ならではの香りと味の変化を愉しむことができます。

モヒート

ラム酒といえば、モヒートと呼ばれるくらい有名なラムのカクテルです。ラムを炭酸とミントに合わせることで非常に爽快で飲みやすくなります。夏や暑い場所で飲む際や、喉が渇いている際にオススメの飲み方です。ただし、ロンサカパをモヒートにする場合は、一般的なラム酒のモヒートと全く別物だと思っていただいた方が良いかもしれません。ミントに負けないくらいの香り高さと味の奥深さから、モヒートとは思えないほどの非常に高級感のあるカクテルに感じると思います。是非一度は試していただきたい飲み方です。

ロンサカパが飲める場所

ロンサカパはバカルディほどではないですが、ラム酒の中では割と有名なお酒ですので、品揃えの多いバーですと結構な確率で置いてある場合が多いです。都内の数件のバーでロンサカパを飲んだことがあります。個人的なオススメとしては、是非他のラム酒との見比べをしていただきたいので、以下ラム酒の専門店で召し上がっていただくのが良いと思います。

Bar Lamp@銀座

http://www.bar-lamp.com/

バーブルーケイン@北千住

https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132402/13134394/

Tafia@乃木坂

https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13001300/

 

おわりに

ロンサカパについてご紹介しました。どこかのバーで出会ったら是非飲んでみてください。気に入っていただけたら、ボトルを買って家でも愉しんでいただければと思います。コレクションとして1本購入しておいて、10年、20年経ち、忘れた頃に価格を見てみると、数十倍の価格で売れるかもしてないので、投資だと思って思い切って買ってしまうのもいいかもしれません。

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