サコッシュとは
サコッシュとは首からかけるずた袋のようなもので、自転車レースの際に食料などを入れておくために使用されていたのが始めと言われています。
それが最近ではタウンユースのカバンとしても良く使われているところを目にするようになってきたと思います。
しかし日本で最初に流行り始めたのは登山での用途でしょう。
2010年頃、当時新しい登山スタイルとして流行り始めたウルトラライトスタイルで使われ始めたと思っています。
ウルトラライトやファストパッキングのザックは無駄なものを省いてあり、小物入れなどがありません。
山を登っている時には意外と小物を持つと思います、軽食、財布、地図、カメラ、スマホ、タオルなど。
すぐ出したい物を入れておける場所が欲しくなりませんか。
そのために首からかける小物入れを作り使うようになったのでしょう。
ウルトラライトが起源のため山用のサコッシュはとても軽量で、ほとんどのモデルが50グラムくらいになっています。
私が当時知ったのは、ウルトラライトスタイルの有名なガレージメーカーの山と道さんのサコッシュです。
その制作するにあたった理由・コンセプトなどを知り私はウルトラライトスタイルに興味を持ち始めました。
とはいえ、実は私は山と道さんのサコッシュを持っていません(笑)
だって山と道さんのサコッシュはとても人気だから皆使っていて被っちゃうんだもの。
おすすめのサコッシュ
ということで私のおすすめのサコッシュを紹介していこうと思います。
多くのマスプロダクトメーカー、ガレージメーカーから様々なサコッシュが発売されています。
色や形だけでなく、素材や作りなどまちまちですので自分の気に入ったものを選んで使える楽しさもあります。
ここでおすすめするサコッシュは私が実際に使用しているものなので、良いところ悪いところをあげていきます。
WANDERLUST EQUIPMENT カンパラパック
WANDERLUST EQUIPMENTは山用の軽量なザックやサコッシュ、財布などを作っているガレージメーカーです。
カンパラパックはその中でも特に人気のあるサコッシュになります。
特徴
まず重量45グラム前後ととても軽量です。
しかしダイニーマグリッドのX-PAC素材が使われているためとても強度は高くなっています。
軽量のためストラップもとても細く心もとなく感じられるでしょうが、こちらもダイニーマのガイラインが使用されているためまず切れることはありえません。
防水素材と止水ジッパーなので耐水性にも優れています。
流石に水の中にザブザブ入っていったら漏水すると思いますが、軽い雨などは問題ないでしょう。
作りが特殊で背面が少しアーチしており体にフィットする作りになっています。
そのためブレが少なく歩きやすい仕様になっています。
また、色のパターンも非常にたくさんあるため、自分の気に入るものを選ぶことができるでしょう。
使用感
カメラ、500mlのペットボトルなどを入れてみた様子です。
一応容量が4リットル位ということもあり、まだまだ物は入ります。
中にキーフックも付いているので、小さな鍵をなくすこともありません。
身につけてみた感じも体の胸のあたりで持つ感じなのでブレることがなく良い感じです。
イマイチなところを挙げるとすれば、小さいものがどこに行ったか分からなくなることでしょうか。
マチがある割に仕切りがないので、小さな物は全て底にたまります。
私は行動食にプロテインバーなどを少しずつ食べながら登っています。たまにそのバーが粉々になって底に散乱しています。
まぁ、食べかけを入れておくなって話なんですよね。
そもそもこの様なサコッシュは軽量化を前提としており、ポケットや仕切りなどの無駄なものを省くのはとても理にかなっています。
他に特に問題はなく非常に使いやすくてカッコいいので人気なことが分かるサコッシュだと思います。
とてもおすすめできるサコッシュです。
shelt STORK FISHERMAN
sheltとは栃木県那須にあるガレージメーカーです。
登山と釣りに関するギアを作っています。
そのsheltが製造しているストークフィッシャーマンというサコッシュが私の一押しの一品です。
元々は渓流釣りのために作られたサコッシュですが、これは登山用途としてもとても良いものです。
特徴
重さは80グラム程でウルトラライトスタイルのサコッシュとして見たら多少重量がありますが十分軽量な部類です。
ポケットが2つに分かれており、物を用途別に収納することができます。財布などの大事で頻繁に使用しないものは内側のポケットに収納しましょう。
うち、外両方のポケットにチャックが付いていて物を落とす心配がありません。
また、このサコッシュも生地にX-pac、ストラップにダイニーマのガイラインを使用しているので強度が高くなっています。
いかに軽く丈夫なものを作るかがウルトラライトスタイルの命題となっていますね。
カンパラパックと同様に止水ジッパーが使われているので防水になっています。多少の雨なら問題ありません。
使用感
収納が2つに分かれているので、行動食などの頻繁に出すものは上のポケットに、お財布などの大切なものは中のポケットに入れるというような使い方ができます。
マチのある方のポケットには500mlのペットボトルを斜めに入れることが可能です。
マチのない方のポケットには行動食などを入れていますが、マチがなくてひっくり返ることがないので食べかけのバーが散乱しなくて重宝しています。また、キーフックも付いているので、車の鍵を無くす心配もありません。
意外に容量があるので、荷物をデポして歩くような時はこのサコッシュ一つで十分です。
4年ほど使っていますが、白色なので流石に汚れてきていますが、破損などは全くありません。
耐久テスト合格と言っても良いのでは無いでしょうか。
特に気に入っている点はスタイリッシュかつ人と被らないことでしょうか。
私は山でまだこのサコッシュを使用している方に会った事がありません。おそらく色の種類も相当あります。
私のはジッパー部分が赤と青の2色になっています。その様な細部も見ると相当沢山のパターンがあると思います。
使い勝手はとても良いので自信を持っておすすめできます。
まとめ
タウンユースでまで流行っているサコッシュですが、ウルトラライトスタイルでの登山道具としてが始まりでした。
現在は多くのマスプロダクト、ガレージメーカーから様々なアウトドア用のサコッシュが発売されています。
この記事を読みサコッシュに興味を持つ方がおりましたら、自分のスタイルに合わせて色々と探してみて下さい。
必ず気に入るものが見つかると思います。